ひらめきポイント⑥
ばーばが 孫たちに伝えるお金の勉強
前回は、孫たちに 1時間働いて
1000円の仕事について話したので
今日は 1時間働いて
10.000円の仕事のお話です。

じゃーん こんな感じだよ。
1000円の仕事は
やることが決まっていたよね。
10.000円の仕事は 決まってないんだ。
何それ?
たとえば おもちゃだって
買ってくれた時は うれしいけど
ずっと遊ぶのは だんだんおもしろくなくなるよね。
だから・・・
新しいものを作るために みんな協力してって
作ったのが、会社なんだ。
いろいろな会社で
おうちの中の道具だったり、車だったり
前より ちょっと便利なもの、かっこいいもの
みんなで、工夫したものをお金を出して買うんだ。
ばーばのこどもの頃は、スマホだってないし
パソコンだってなかったよ。
エアコンもない、扇風機だけ
テレビだって もっと小さくってね。
もっと便利な生活がしたい、便利な電気製品がほしい
だから お金をもうけるためには
新しいことを、しないとお金は増えない
となると、誰もやったことがない事を
見つけて 形にしていかないといけないんだ。
誰もやったことがないことを
お仕事でやるのは、むずかしいんだ。
時間だって、むげんにかかったら
おうちに帰れないし、ご飯もたべられない
方法をしらべても 見つからないし・・。
じゃあ どうするの?
まず 自分はできると思いこむんだ。
途中で あきらめないように。
つぎに くふうしたり想像したり
ひらめきだったり・・。
そして 協力してもらえる人もいるね。
なかなか 出来なくてイライラすることもあるね。
つかれそう。
そうだね。
そして少しづつ 組み立てていくんだ。
でも・・・・
似たようなことって やったことない?
え・・・何?ないよ。
そんな むずかしいことはしたことない。
ばーば 見たよ。
砂場で 枝をもってきて、赤い実を探して
おうちみたいに作っていたよ。
それから おうちに中でも
いっつも 空き箱をきって何か作っていたよね。
秘密のきちって 階段の下に
毛布もっていってたじゃない。
ああ あれね。・・・そうそう。
そういえば 2歳になったばかりの 〇ちゃんも
大根を送った段ボールを 車のかわりにしてたよ。
へぇー・・。
でも・・・そんなの お金にはならないよ。
だれも買わないよ。
そうだね、買わないけど
大人になって くふうしたりするための
練習をしてるんだよ。
だから 小さな自信が
ほら ここにたまっていくんだ。
その 自信をためるために
ばーばは、おこづかいを
渡したくなるんだ。
それを見ることで ばーばにも
いいことが 降ってくるんだ。
これは まだ秘密だけどね。
つづく。
くふうやひらめきで 楽しく遊ぶ子どもたち
なぜ ひらめきポイントを
始めたのか?
少し振り返ってみました。
2人の男の子を連れて
転勤で 香川に来たとき
家が見つからず
賃貸で古い家にたどりつきました。
門が閉められて
庭の中で安心して遊べる
それが条件でした。
親戚も誰もいない場所で
子育て、主人は出張が多く
私は車も運転できません。
香川にきて
半年して、三男が生まれました。
生後3か月の検診で異常が見つかり
40日ほど入院しました。
なんとか峠を越えて
3人は(7歳5歳3歳ごろ)
北側の薄暗いところで
暗くなるまで どろめし団子を
作っていました。
家の中でも 段ボールを切り刻んだり
ブロックだったり、工夫をしているときは
おとなしかったように思います。
お金もなかったけど
私自信も工夫していたときは
時間があっというまに
流れた気がします。
私の実家の父は
元は木工職人だったので
常に工夫した自慢話を
聞かされていたことを
思い出しました。
借金の重圧の記憶ばかりが
残っていたけど
どこか潜在意識にすりこみが
入っていたのかも
しれません。