ひらめきポイント⑦
ばーばが 孫たちに伝えるお金の勉強
このまえ 1時間働いて
1000円もらえる人と 10.000円もらえる人の
お話をしたね。
今日は、実際にもらうとしたら
どんなことになるかお話するね。
1か月に生活に必要なお金
30万円だとしたら 1000円で
何時間はたらくことになる?
えーっと?
300時間だね。
1か月が 31日のとき
1日10時間はたらいて、
30日、毎日はたらくことになるね。
おやすみは たった1日だね。
たった1日!
えー 日曜日もないの。
そういうことになるね。
毎日 くたくただよね。

こっちの1時間はたらいて10.000円の人
おんなじで 30万円の生活をすれば
1日5時間、はたらいて6日で、30万円になるね。
うわぁすごい! じゆうじかんがいっぱいだ。
私は、そっちがいい。
そうだね。ばーばもそっちがいいけど
かんたんには なれないんだ。
ばーばのおうちは、びんぼうだったし
高校生ぐらいになって やってみたいと
おもった勉強は お金がかかるし
できなかったんだ。
やりたい仕事につくまでは
お金も時間もかかるんだ。
じゃあ どうしたらいいの。
そうだね、今のうちに
あそぶことも、べんきょうすることも
くふうすることも、うんどうすることも
大切なんだ。
それから がんばってはたらいてくれている
お父さん お母さんのお手伝いをすることも
大切だよね。
だから ひらめきポイントがあるんだ。
お金より大切なもの
おかねの話しをしてきたけど
お金より大切なものがあるんだ。
それは 3つあるんだ。
また、こんどお話するね。
親が苦労している姿を見て 人として成長する
ここでは 税金や社会保険料の話しは
まだまだ 話せていません。
今回のねらいは
大人たちの現実をこどもたちも
知っているべきではと
考えました。
小学校3・4年生で、勉強がいやになって
学校のお休みが長くなったと
話してくれた方がいました。(A君)
勉強も難しくなるし
ともだちの関係もいろいろです。
30年前でも、こども中心の生活だなと
反省点もあったのですが
現代はもっとです。
親は 必死で働いている
サラリーマン家庭で
親の厳しい現実って以外と
伝わらないし、こどもには
話したくない話題です。
話したとしても
「うちはお金がない」と
短縮して伝える程度かもしれません。
一番疑問に感じるのは
ぬくぬくと育った、子どもたちが
あと数年で、極寒の冷水に
突き落とされる現実を知らないということです。
仮に給与25万円 社会保険料・ 税金
一人暮らしであれば、家賃・水道光熱費
スマホ・食費、衣服、車のローン(香川)
他、奨学金を払っている方もいらしゃいます。
貯金なんて難しいのは当然です。
お金のストレスと会社のストレスで
ダブルパンチとなると
就職後、数か月から数年で退職する方が
多いのも、わかるように思います。
お金のかかる現代の生活
そのお金を稼ぐために、
私たち大人の時間が減ってきました。
大切なこどもたちに
伝えるべきことを
伝える時間はありません。
コミュニケーション能力、
「会話」ができないままでは
人の痛みを やわらげることも
できません。
AIだって 良い結果をだすためには
適格なプロンプトが必要、
だけど大切なこどもたちには
適当にやり過ごしているんです。
例えると
階段の4段飛ばし
「宿題しなさい」
「いい学校に入れないよ」
「早くしなさい」
「〇〇しなさい」
・・・しなさいは 指示です。
こどもも、3・4年生ぐらいになると
「自分」として成長するからこそ
疑問がわいてきます。
A君が
親の経済的な現状を知っていたら
無理に習い事なんてしなかったのに・・。
とても説得力のある言葉です。