お金の中に宿る妖怪 たいまん

ひらめきポイント⑩
ばーばが 孫たちに伝えるお金の勉強

前回までで

お金より大切なもののお勉強をしてきたね。

ところで ひらめきポイントで

もらったお金で 何か買った?

うん 買ったよ。

何を かったの?

こま 見て

へぇー 上手に回せるんだね。

そうか よかった。

お金って使うと 楽しい?

うん楽しい!

今日は お金の中にやどる

ようかいの お話をするね。

うわぁ なんじゃこりゃ。

へんな じいさん。

名前は 「たいまん」っていうんだ。

何それ、

お金があると 困らないから

何時間でも ゲームをさせたり

なまけものになるように

お金といっしょに

しがみつくんだ。

もうひとつ 困るのが

今さえ 楽しければいい!

先のことなんて

考えなくていい!

そんな気分にさせるんだ。

時間は 永遠にあるって

思わせるんだ。

それって いい妖怪じゃん。

そう 思うだろ。

でも時間って

とても大切で、

大金もちの人も

お金のない人も みんな同じなんだ。

たいまんに とりつかれると

なまけものになって 

いつの間にか としをとって

しまうんだ。

やりたいことが、できないままね。

たいまんには 気をつけないと。

たいまんを やっつける方法はないの?

ひらめきポイントを 

1年ぐらい続けると わかるようになるよ。

また説明するね。

つづく。

時間は 元にもどせない

資格試験のために がんばろうって

決めていても

毎日 疲れて寝てしまう毎日でした。

多くの お客様も同じで

そのうち そのうちって言いながら

自分の加入した商品が

どんなものか 内容がわからないままに

年月が過ぎてしまうんです。

その反対で 目先のお金
例えば スーパーで ポン酢が100円高くても
買わないし、もも肉が 100g98円なら買うけど
138円なら買わないと かなり細かいです。

私の扱っていた商品は
何十年も支払うもので 何百万円にもなるのに
そのうち そのうちって
わからないままに どこかに
しまい込むんです。

何十年も経つと もう忘れているのが
普通で 長い年月の間に
あまり価値がないものになっている場合も
あります。

やりたいことって
やれる時に やっておけばよかったと
近頃 感じるようになりました。

経験格差という言葉があります。
年齢を重ねてからでは
何をして遊べばいいのか
わからなくなります。
こどもの頃は 無邪気に
あれもこれもと 興味がわいてきます。

体がほぐれると 心がほぐれる

お金がなければ 経験ができない。

少し寂しい考え方です。

お金が無くても 楽しめること

きっとあります。

親子で 体を動かしながら遊ぶことが

できたら子どもにとって とても楽しい時間です。

緊張すると筋肉が硬くなる

私のもう一つの仕事、運動関連の仕事で、ある研究者のお話が印象的でした。緊張すると筋肉が硬くなるので 正しいデータが取れないとのことです。

これは 以前から気になっていた言葉です。

以前の仕事で 韓国の大手外食産業の料理人さんが、人材育成で気を付けていること若い世代ほど、コミュニケーションが取れない、できるだけリラックスした状態を作ることだと話してくれました。「緊張すると 頭硬くなる」片言の日本語で話してくれました。

また高齢者の介護予防事業でも、健康運動指導士は上手にご高齢の方がリラックスする状態を 作り出していきます。 顔の表情だったり、仲間どうしのおしゃべりだったりと会場の空気が変わっていくのがよくわかります。

お金がないから・・は、言い訳

お金がないから 遊べないではなく、お金の不安があるから楽しめないではないしょうか?お金の不安は、思考を狭くする圧力です。

人生の残り3分の1になって 自分自身を振り返るようになりました。